小規模事業者持続化補助金 第8回公募要領が公開されました
今まで数多くの小規模事業者に利用されてきた小規模事業者持続化補助金ですが、第8回から中身が大幅に変わりました。販路開拓などが目的であること、小規模事業者が対象であることは変わりませんが、低感染リスク型リスク枠が無くなり、代わりに5つの特別枠ができました。
補助率は2/3ですが、賃金引上げ枠で赤字事業者は3/4と救済があります。
金額上限は通常枠が50万円、特別枠はインボイス枠が100万円、他は200万円です。
最も注意しなければならないのは、ホームページやECサイトの作成、改修などの経費は単独では補助金申請が認めらず、他の経費と合わせて申請しなければならなくなりました。そして補助金支給金額の1/4が上限となりました。
例えば、通常枠で考えた場合、通常枠は全体で上限50万円です。そしてホームページを作成する場合、その1/4までしか金額が認められませんので、12.5万円しかホームページ作成に関する補助金はもらえなくなりました。その他の経費で、56.25万円(2/3の補助金支給額が37.5万円になります)以上使用する計画を立てる必要があります。
こう考えると、ホームページ作成やECサイト構築には、この補助金は以前よりも使いづらくなったかも知れませんね。もうホームページやECサイトは、十分に世間に普及したとの判断でしょうか。
小規模事業者持続化補助金のURLです。詳しくはこちらをご参照ください。こちらは商工会議所地区用です。商工会地区は別になります。
https://r3.jizokukahojokin.info/
申請は、電子申請か郵送のどちらでも大丈夫ですが、電子申請がお薦めです。電子申請にすると補助金を採択するかどうか採点する時に、加点をしてもらえるので有利になります。その他以下の加点項目があります。
加点項目のうち、経営力向上計画は書類作成がかなり大変です。また経営力向上計画そのものが、申請できない業種もあります。
補助金採択されても、その後の提出書類はかなり多く、しっかり整理しなければなりません。正直なところ、書類整理がしっかりできない(関係書類紛失や、提出期限を守れないなど)の事業者は、手を出さない方が良いかも知れません。しかし、最大200万円も補助金をもらえるのも、また魅力的ですね。
当方は、小規模事業者持続化補助金申請につき、あまり積極的には相談を受けていません。なぜならば、各地の商工会・商工会議所やよろず支援拠点などで、親切に無料で相談を受けてくれるところが多いからです。
どうしても困った場合は、メールで御相談を受けつけております。電話相談は一切受け付けませんので、予めご了承願います。
みなで、頑張ってコロナを乗り切りましょう。そのために、使える補助金は、うまく使いましょう。